Exhibitions
特別展示
考える写真
2025.12.24 Wed. - 2026.1.25 Sun.
キュレーター=菊田樹子
聞いてみる#2 |1月25日[日]13:00– (途中参加、退席OK。無料・予約不要)
小池浩央「古屋誠一を考える」
今回は、これまでの特別展示のように特定の写真家や作品を取り上げる展覧会ではありません。取り上げるのは、写真を取り巻く色々を「考える」こと。そして、そこから個々に写真を観る、新たな扉…または窓を開いていただけたら嬉しいなと思っています。
ギャラリーの壁に作品は展示しています。私が、写真を巡る尽きない(であろう)問いと向き合う、そのあり方に驚かされる写真家の作品を今回は「考える」ことの起点にします。
そして、私が写真の展示の現場にいる中で気になってきた「考えてみたいこと」を共に考えてくれる方をお招きするところからスタートしたいと思います。会期中に開催されるイベントに参加いただいても、普段から写真について考えていることを発表していただいても、もちろん展示作品を観るだけでも全然OKです。覗きに来てみてください。
(キュレーター 菊田樹子)
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聞いてみる# 2|1月25日[日]13:00– (途中参加、退席OK。無料・予約不要)
小池浩央
「古屋誠一を考える」
小池さんは、日本とヨーロッパの大学の学士・修士・博士課程に在籍しながら、学生、つくり手、教員、そして研究者として哲学と芸術に取り組んできました。数年前に、タリン大学(エストニア)の博論で「古屋誠一」について書いていると聞いたとき、「そんな大変そうなテーマを…なぜ??」というのが率直な感想でした。「大変そう」というのは、(ある意味での)「結末」(作者の妻の自死)を知りながら見ることを避けられない写真に言えることは限定的にならないかと思ったからです。一方で、作者を知らずに観た古屋さんの写真にひどく心を掴まれた経験があり、自分の中で古屋誠一さんの作品は長きにわたり保留中…でした。でも、今なら少しは整理できたかも知れず、本当は知りたかった色々を小池さんに聞いてみることにします。スタートは古屋さんの作品の話ですが、きっと家族写真、ポートレートなどについても触れざると得ないと思います。途中参加、退席OK。気軽にお越しください。
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考えてみる#1|1月11日[日]13:30-15:30 (要予約/定員12名程度/1000円)
岡本明才
「写真家のためのAI講座 ——クリエイティブは、AIではできない——」
昨年、当ギャラリーで「Pinhole Camera Extended」展を行った岡本明才氏をお招きし、「AI」の使い方について考えてみたいと思います。
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この講座は、「AIに詳しくなるための講座」ではありません。
写真家が、自分の制作や思考を拡張するために、AIをどう使えばよいのかを一緒に考える時間です。
講師の岡本明才は、プロンプト(指示文)を工夫してAIを操る、いわゆる“使いこなし術”にはあまり重きを置いていません。
ChatGPTを使い始めて3年。試行錯誤を重ねる中で見えてきたのは、「うまく指示を書くこと」よりも、「どう考え、どう投げかけ、どう対話するか」のほうが、はるかに重要だという実感でした。
講座では、実際にChatGPTを開き、参加者と一緒に画面を見ながら進めていきます。
難しい専門知識や事前準備は必要ありません。
写真のアイデア整理、言語化、振り返り、企画の補助など、写真家が日常的に直面する場面で、AIがどのように“使える相棒”になるのかを、具体的に試していきます。
また、事前・事後のアンケート内容を踏まえ、その場で講座内容を柔軟に変化させていく予定です。
決まった正解を教える講座ではなく、「今、何が気になっているか」を起点に進めます。
後半では、
AI時代に写真はどう変わるのか。
写真家はどこで生き残り、どこで戦わなくてよいのか。
そんな少し大きなテーマについても、参加者同士で率直に話せたらと考えています。
AIは、創造の代わりをする存在ではありません。
けれど、うまく使えば、写真家の思考や視点を確実に拡張します。
「ちょっと気になる」くらいの気持ちで、気軽に参加してください。
岡本明才
1971年生まれ、高知県在住。
https://meisaiokamoto.com
meisaiokamoto1971 (@meisaiokamoto_1971)
・対象:AIに興味のある、視覚芸術に関わる方(写真家、アーティスト、美術を学ぶ学生など)
AIの利用経験は問いません。
・ 備考:ChatGPTを使用します。無料版で構いませんので、ダウンロードしたデバイスをお持ちください。また、イベント前後にアンケートへの回答をお願いします。
・要予約
・応募方法:下記の申込フォームよりご連絡ください。
>>予約フォーム
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聞いてみる#1|12/27[土]15:30-16:30
アンドレア・パラシュティ(Andrea Palasti)
「協働が生み出すもの ——リサーチベースド・アートと写真——」
instagram: @sem_dzouns
アンドレア・パラシュティ(Andrea Palasti)
1984年、ヴィ・サド(セルビア)生まれ。ビジュアル・アーティスト。
ノヴィ・サド芸術アカデミーで写真学の学士号、ベオグラード芸術大学で芸術・メディア理論の博士号を取得。パートナーのダニエル・ポポヴィッチ、両親のマルタとイヴィツァ、教え子、そしてアーティスト仲間と、相互に頼るという関係を築きながら協働し、作品制作を行っている。
制作、キュレーション、教育を並行して実践しており、図解を多用した講義や参加型ワークショップを通じてユニークな学びの場の創出も試みている。近年は、インターナショナル・フォトシーン・ケルン(2025年)、アンソロジー・フィルム・アーカイブ(ニューヨーク、2025年)、アムステルダム芸術大学(2024年)、コンテクストシューレ(ベルリン芸術大学、2024年)、ベルン芸術大学(2024年) ロイヤル・アカデミー・オブ・アートKABK(ハーグ、2023年)、ISEA2022(バルセロナ現代美術館、2022年)、ウィーン応用美術大学(2022年)、アルス・エレクトロニカ・ガーデン・ベオグラード(リンツ、2021年)などで発表を行っている。2016年より国立ノヴィ・サド大学芸術アカデミーで准教授。
途中参加、退席OK。無料・予約不要。
Profile
小池浩央 こいけひろひさ
武蔵野美術大学大学院映像研究科修了後、フランス・ナント美術大学にてアーティスト・リサーチャー、エストニア芸術大学にて講師。現在はエストニア・タリン大学大学院博士課程在籍中。専門は写真論・フランス現代思想。研究テーマは、ジャック・デリダの概念的遺産に基づく写真における遅延・喪・贈与についての考察。主な論文に「Lein ja fotograafia: Jacques Derrida fototeooria」(Etüüde nüüdiskultuurist; 9, 2021)、「The noeme of photography: the paradigmatic shift in the photographic theory of Roland Barthes」(Kunstiteaduslikke Uurimusi / Studies on art and architecture, 28 (3-4), 7-26., 2019)。
アンドレア・パラシュティ(Andrea Palasti)
instagram: @sem_dzouns
1984年、ヴィ・サド(セルビア)生まれ。ビジュアル・アーティスト。
ノヴィ・サド芸術アカデミーで写真学の学士号、ベオグラード芸術大学で芸術・メディア理論の博士号を取得。パートナーのダニエル・ポポヴィッチ、両親のマルタとイヴィツァ、教え子、そしてアーティスト仲間と、相互に頼るという関係を築きながら協働し、作品制作を行っている。
制作、キュレーション、教育を並行して実践しており、図解を多用した講義や参加型ワークショップを通じてユニークな学びの場の創出も試みている。近年は、インターナショナル・フォトシーン・ケルン(2025年)、アンソロジー・フィルム・アーカイブ(ニューヨーク、2025年)、アムステルダム芸術大学(2024年)、コンテクストシューレ(ベルリン芸術大学、2024年)、ベルン芸術大学(2024年) ロイヤル・アカデミー・オブ・アートKABK(ハーグ、2023年)、ISEA2022(バルセロナ現代美術館、2022年)、ウィーン応用美術大学(2022年)、アルス・エレクトロニカ・ガーデン・ベオグラード(リンツ、2021年)などで発表を行っている。2016年より国立ノヴィ・サド大学芸術アカデミーで准教授。
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